烏丸通まちづくり協議会とは

烏丸通まちづくり協議会は、烏丸通の界隈で事業・居住をする私達を中心とした、烏丸通を愛する人々で構成された団体です。「気品高い良質な通り」「京都の産業をリードする通り」を目指し、活動を行います。
以下に、本協議会の設立趣意書及び設立に至る経緯を掲載します。

烏丸通まちづくり協議会 設立趣意書

烏丸通は、明治45年に拡幅整備されて以降、京都の都心部を南北に貫く幹線道路 であるとともに、その沿道に商業・業務施設が集積する京都のメインストリートです。 また、大正天皇や昭和天皇の即位大礼の際には「行幸道路」となるなど、京都随一の 格調ある通りです。

平成18年に、良好な商業・業務環境の創出に向けたルールの策定を目的に、烏丸 通沿道の地権者によって「烏丸通沿道懇談会」が設立されました。平成20年のルー ル策定後も、街路樹イルミネーションなどのイベントによるにぎわい創出の取組を行 ってこられました。

折しも、今年は、烏丸通の拡幅整備が行われてから100年という記念すべき年で あり、また、烏丸通の丸太町通から御池通間の中央分離帯へ高木の植栽が行われ、烏 丸通の道路環境整備事業が進められようとしています。

これらを契機に、今後より強力に取組を推進すべく組織を拡大する目的で、烏丸通 沿道懇談会を発展的に解消し、新たな組織「烏丸通まちづくり協議会」を発足させる 運びとなりました。

今後、新たな組織により、烏丸通が歴史や文化を大切にした賓客を迎えるにふさわ しい気品高い通り、京都の産業をリードする通りとなることを目指し、沿道環境整備 の推進やさらなるにぎわい創出に向けた取組を進めたい次第です。

以上の考え方から、烏丸通沿道の方々や、組織の活動の趣旨に賛同される方々によ って、「烏丸通まちづくり協議会」を設立します。

平成24年12月25日
烏丸通まちづくり協議会 会員一同

概要 歴史 近年 烏丸通沿道懇談会 烏丸通まちづくり協議会

烏丸通まちづくり協議会設立までの経緯

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烏丸通の概要

烏丸通は,京都市内を南北に貫き、特に四条烏丸を中心にビジネス,商業機能が集積する、京都のメインストリートであり,沿道には,京都を代表する企業の本社や,大規模な商業施設等が数多く立地しています。
また,道路下には京都市営地下鉄烏丸線が敷設され,烏丸御池においては京都市営地下鉄東西線とも接続するなど,交通利便性の高い場所でもあります。

烏丸通の歴史(明治期以降)

烏丸通は,平安京の烏丸小路に当たり,明治10年(1877年)の京都駅の開業を経て,明治45年(1912年)に京都市三大事業である市電の敷設に伴い拡幅整備され,大正天皇,昭和天皇の即位大礼の際には京都駅から御所に至る「行幸通」となりました。
また,大正初期から,銀行,証券会社,保険会社等が建ち並び,京都きってのビジネスストリートとなりました。

近年における土地利用の変化

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平成以降,烏丸通では,銀行の統廃合による跡地の土地利用転換や,賑わいの拠点となる大規模な商業施設が整備されたこと等により,それまではオフィス中心であった通りに,商業の賑わいが広がってきました。
また同時期から,居住における都心回帰の傾向もあり,烏丸通沿道に共同住宅が立地し始めました。

まちづくりにおける懸念と,まちづくり組織の結成
このような状況の下,都心部における烏丸通,特に四条烏丸界隈では,以下の2つの懸念を抱えていました。
①商業施設の増加に伴い,烏丸通の気品の高さを損なう原因となるような施設が出現すること
②共同住宅の無秩序な立地により,商業・業務機能の集積が損なわれてしまうこと
そのような懸念を解消するため,地区計画制度を活用した建築規制を検討するため,烏丸通沿道の地権者による組織を設立することとしました。

そして平成18年8月,烏丸通沿道の地権者のうち8者が発起人となり,烏丸通沿道(三条通~高辻通)の地権者により構成される,「烏丸通沿道懇談会(以下「懇談会」という。)」が設立されました。

ステップ1 「烏丸通沿道懇談会による建築規制の取組」

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懇談会は,建築規制を行うにあたり,まずは地区の将来像についての議論や検討を行い,平成18年12月に,「烏丸ビジョン」を策定しました。

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その後,建築規制の内容についての検討や合意形成,都市計画手続きを経て,平成20年1月に,三条通~高辻通までの烏丸通沿道の敷地での建物用途の制限を強化する地区計画が策定されました。

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地区計画による法規制を行ったことにより,前述の2つの懸念に対する対応が完了し,懇談会設立の大きな目的は一旦達成されました。

ステップ2 「烏丸ビジョン実現のための取組」

しかしその後,懇談会は「烏丸ビジョン」の実現にむけ,さらなる活動を続けていきます。平成21年2月には,若手を中心とした実働チームを設置し,このチームを中心に,色々なハード・ソフトの取組や,短期・中期・長期の取組など,様々な具体策を盛り込んだ事業プログラムを検討しました。
具体的な取組としても,2008年から,街路樹のイルミネーションや明りのイベントを毎年開催しました。また,街路樹の足元に花を植える活動や,烏丸通の清掃活動も行ってきました。

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烏丸通沿道懇談会を発展的に解消し、
烏丸通まちづくり協議会へ

このように,「烏丸ビジョン」の実現に向けて懇談会は取組を進めますが,取組をさらに発展させるためには,以下のような課題を解決する必要がありました。
①地権者以外のテナント等の参画の必要性
②取組範囲を拡大する必要性
③持続的に活動するための財源も含めた,より強固な組織になることの必要性
このような課題を解決するため,平成24年2月に,「懇談会を発展的に解消し,新組織の設立を目指す」ことが決定し,平成24年12月に,懇談会の意思を引き継ぐ形で,「烏丸通まちづくり協議会」が設立されました。

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